Tuesday, March 06, 2018

雪のジュネーヴで国連人権理事会37会期


ローマで2日遊んだ後、4日にジュネーヴに着いた。空から見たジュネーヴは真っ白だった。先週から寒波で雪が積もったという。5日の昼間は晴れたが、朝夕は冷え込む。5日、パレ・デ・ナシオンへいき国連人権理事会に入る。国連人権機関の参加手続きが今年から少し変わって、2月の事前登録に少し苦労したが、現場では去年と同じで、すぐに手続きができた。

5日の人権理事会は、午前と夕方の部はすべて「子どもの権利」のセッションだった。昼の部は、前週の積み残しがあって、「真実と正義」「ジェノサイド予防」の議論も少し。それから「プライヴァシー」「子ども売買」「子どもに対する暴力」「子どもと武力紛争」をめぐる審議が続いた。6日午前・午後も続き。夕方から「障害者」「アルビニズム」の審議。

6日午前、日本に拠点を置くNGOのヒューマンライツ・ウオッチが日本の子どもポルノの問題を発言した。発言者はKatherine Waltouさんで、もともとはアムネスティ・インターナショナル(子どもの人権ネットワーク)のメンバーだが、今回はヒューマンライツ・ナウのメンバーとして参加している。その少し前に、日本政府は「プライヴァシー」の議題について発言。「カナタチ・プライヴァシー特別報告者の報告書は不適切な手続きで作成された」と非難した。報告書の中身については一言も触れず、手続きがおかしいと丸ごと切り捨て、人権高等弁務官は今後このようなことのないように注意せよ、という威嚇をしていた。